社会課題を解決する都市政策と出会う
空き家活用による社会課題を解決するノウハウを学ぶうちに北九州市の始めていた「リノベーションまちづくり」という都市政策に出会うことになりました。
まさに自分に足りないものを実践していく地域として先進的でありましたし、リノベーションスクールという画期的なイベント型の都市型創造産業を作り上げていく仕組みにとても興味を持ちました。
自分のこれまでの事業を放り投げてでも、新しい居場所へ飛び込むべきだと本能的に感じたのです。
イベントのディレクションはこれまでにやっていましたし、得意な分野でしたので、この流れにジョインすることになりました。
この取り組みは北九州市と民間事業者、大学組織の産官学の組織が一体となり推進していました。ここで、地方自治体との業務の行い方、コツみたいなものを叩き込まれました。
今ではその経験が、現在の行政委託の事業を多く行う礎であると言えます。
まちが動く
スクール事業を行い、様々なストックを活用して事業が起き始めるということを目の前で体感しながら、いくつもの事業をディレクションすることを行なってきました。
事業に対して新しい見方ができるようにもなりました。
例えば、既存のビジネスモデルでは、到底大資本にはかなわないため、スモールビジネスの行い方、視点は少しずらして事業企画しなくてはなりません。
そして、いくら企画したところで、動き出さなくては何も生まれないのです。
これまで色々な企画をしていましたが、やはり実践してこそ意味のあるものになる。マーケティング的に難しいと思ったとしても、実は結果は違うものになるということを知りました。
計画ばかりが先行するのではなく、実践からわかる結果の蓄積が何よりも財産であるのです。
計画はうまくいくのは、机上の空論で、それがうまくいくのであれば、みんな事業家として成功しているはずですからね。
スクールによる人材育成、事業の創出により北九州市は、日本全国的に地域再生の旗印として認識されるようになり、多くの視察などを対応したりもしました。
北九州市小倉北区魚町で大きな経験をすることができました。