小さなお店のホームページのつくりかた

小さなお店を経営、運営していて、「もっと集客したい」「ホームページはないの?」と問い合わされた時、「ホームページってどうやって作ったらいいんだろう?」って考えますよね? でもどうすれば良いの・・・と悩んだ時に参考にしてみてください。

ホームページを作る時に必要な知識

基礎知識を、超初心者用に書いていきます。

【サーバーとドメインと中身について】

サーバー

ホームページを収納しておく自分の「箱」

サーバーと書くと難しいかもしれないですが、サーバーをレンタルします。月額いくらとかで。だいたい月々250~1000円程度のサーバーで十分です。

[こんなレンタルサーバーが良い]

価格帯と信用面で考えれば、ロリポップのレンタルサーバーの安いやつで大丈夫。ただし、エコノミープランだとWordPressを使えないので、250円のライトプランがベスト。

ドメイン

ネット上での「お店の名前」。つまり●●●●.com←この部分。comとかnetとかinfoとか色々ありますが、正直何でも良いです。
●●●●の部分は、お店の名前のローマ字表記が良いけど、お店の名前が、定番な言葉だと、すでに取得されている可能性もあるので、工夫が必要かも。

ドメインの費用・・・維持しておく限り発生する費用。(年間1,500円程度。月にすればざっとジュース1本くらい)

[ドメイン取得]

  • ムームードメイン

※サーバーを契約すると、一つのドメインをずっと無料で使えるというサーバ会社もあるので、お得に使うならこういうサービスもあり!でもレンタルサーバーを変えたい!とかになった時にドメインも無くなっちゃうことにもなるリスクもあるので慎重に。

コンテンツ

箱の中身(ホームページ)と更新するためのサービス。例えばwordpressとかwix とかペライチとか。更新する際は、もちろんネットに接続されている必要があります。

この3つを用意すれば、とりあえずホームページはできます。問い合わせ先とかやりとりする際のメールアドレスなどは必要です。

考えるべきなのはここから!

何のためにそのホームページを作るのか?

必要なモノはある程度わかりました。その前に重要なことを考えるべきです。

それは、「あなたのホームページは何のために作るの?」です。

例えば、「住宅地にあるお店」と「繁華街にあるお店」でもホームページの存在意義は違いますし、通販商品を持っていて全国の人に売りたいお店は、もっと違います。

今回は「住宅地にあるお持ち帰り惣菜のお店」のホームページを作る想定で考えていきましょう。

  • 情報① 住宅地で持ち帰りメイン。お客さんはほとんど周辺に住んでいる人たち
  • 情報② 個人経営で、規模は小さい。

これらの情報から判断していきます。

情報①から、大体のことが判断できます。

お持ち帰りの料理を提供しているということは、カフェとか居酒屋といった空間込みでの商売ではなく、渡す料理で勝負する。

つまり空間の写真は必要ない

車社会でも商圏は3キロ以内だと考えるが、ホームページがないと事前にメニュー、料金帯がわからないため、新規客は立ち寄りにくい。

一度来たお客さんにはメニューでチラシを渡していても、ずっとチラシを取っているわけではないので、電話で問い合わせが来る→(電話で答える手間が増える)。

新規の電話応対は喜んでしたいけど、「メニュー何がありますか?」みたいな対応は極力避けたいものです。お客目線で考えると、待ち時間をなるべく減らしたいので、電話で注文しておきたい。全部を説明していたら、作る時間に響いてきて、他のお客さんの商品が出来上がりが遅くなるリスクもあります。

情報②からわかること。

個人経営なので、オーナー自ら仕込み、調理をして、袋詰めし、お金を受け取るというルーティンを繰り返すわけです。手伝ってくれるバイト、パートさんはいるとしても、経理作業や経営者としての仕事もあるので、忙しいはずです。そこに不慣れなホームページの更新などのことまで業務を増やすのは本末転倒です。

小さい商圏の中で、高くない客単価で営業するには、①手間を減らす。②リピートしてもらう(お店の商品がどんなものであるかすでに知っている)ことで高回転させていく必要があります。

こんなホームページを作ろう。

ホームページはいらないと思っていても、労力の削減になるならあったほうが良い。

労力削減看板の役割になるなら、コストは月間1,000円かけても安いはず。
(無料で作れるのがベストだが、デメリットもある)

ホームページのデザインが素晴らしい必要はなく、ネット上でどこからでも見れるメニュー表を存在させることに意味があるはず。事前注文が多い持ち帰り店なら特に。

デザインより、(良い)写真があれば何とかなる

メインとなる売り文句や写真、メニュー表と地図、問い合わせ先があればたりる。デザイン性は必要なく、どちらかというとメニューの写真を充実させることに頭を悩ませた方が良い。

ホームページ作成サービスを検討しよう。

グーペ】素敵なお店のホームページを作れます【低コストでホームページ作成】

比較表Jimdo
(ジンドゥー)
Wix
(ウィックス)
Wix
(ウィックス)
ペライチGoope
プラン有料(START)ドメインベーシックライトエコノミー
料金¥990¥500¥900¥980¥1,000
サーバー容量5GB500MB3GB1GB
Jimdo
Wix
ペライチ
Goope

私ならこれを選ぶ

1,サーバー[ロリポップ]ライトプラン+ドメイン[ムームードメイン]+WordPress

ロリポップ!
  • 月間250円で年間3,000円
  • ドメイン[ムームードメイン]年間1,500円=  あわせて4,500円
  • WordPress運用して、有料テーマを10,000円(無料テーマでも探せば良いのあります)

コスト 初期投資 10,000円 ランニングコスト4,500円/年間

2年でかかるコストは、19,000円/2年間。月々に換算すると792円。2年使い続ければ792円しかコストはかからないし、使ってみて合わないな〜と思えば違うテーマにしてみたり、1年使っていれば効果もなんとなく把握できるので、違う方法を考えてみることもできるから、この方法を選びます。

できないところは、パソコンに詳しい人にご飯奢るくらいでやってくれるくらいの簡単さです。

でも確かに敷居は高いかもしれないので、次はパソコンまじで無理だから・・・って人で、月額1,000円ならいいかなって人向け


2.オススメ作成サービス

「Wix」ベーシックプラン(月額900円)

サーバーの設定とか、WordPressのインストールが難しくてできないなんて方もいるでしょう。実際は、インストールもワンクリックでできる優しいサーバーが増えているので難しくはないけど、抵抗があると思う。勉強する気もないし、って場合は、サイトのサービスを使いましょう。商売で使うのなら、ドメインくらいは契約した方がいいと思うので、独自ドメインが使えるサービス。例えばJimdoとかWixとかペライチとかですね。

正直なところ、機能面やデザイン面ではどのサービスでもだいたい同じようなものだと思う。
なのでWixのベーシックプランを選んでみました。

Wixベーシックプランを2年使った場合

  • 月額900円×24ヶ月=21,600 
  • ドメインは初年度無料 1,500円年間

合計23,100円 月額換算963円


3.完全無料を目指すなら

ペライチがおすすめ

ネットで集客しようとか、そんな感じではなくお客さんの利便性を高めたい、効率的な運営をするためのツールとしてホームページが欲しいという方向け

注意点から先に書きます。無料でできることは上記2つに比べると格段に自由度が低いです。なぜなら無料だから。ドメインは、・・・・.wixsite.comとかだったりサービス名の前に、自由に選んだ単語がきます。(たとえば、kimagureya.wixsite.comみたいな感じ)

そんなのは気にしない、あれば良いというスタンスなら無料サービスを選びましょう。前述2のサービスには、無料プランがあります。その中から選べば良いです。

機能は、①何屋さんか?②どんなメニューがあるか?③お店の場所、④電話番号の4つがわかれば良いと割り切って使う感じです。

おすすめは、シンプルな構成なら「ペライチ」が良いです。ペライチは、一枚のページの中に上の①〜④の順に並べて写真を挿入していけば完成です。無料のテンプレートもあるので、無料から使い始めて、作ってみて、なんか違うなと感じれば削除。もっとこういう風にしたいと思うようになったら有料プラン、または違うサービスに変えてしまえば良い。

経験を積むために、まず触ってみることが大事。

なので、一番シンプルな構成のペライチが無理なく始めるにはベストな選択だと思います。

ペライチも使えそうにない!!

FacebookやInstagram、LINEなどのサービスは登録できていますよね?

これらのネットのサービスに登録できるくらいの技術があれば、ホームページ作成サービスは必ず使えます。画像を入れたり、文章入れたりすれば良いだけだから。

できなかったら、得意そうな人にお願いしたら良いです。


まとめ

今回のテーマは、「小さなお店のホームページの作り方」でした。

お店の求めるホームページの役割は違っていて、まずは役割を明確にすること。

そして、それを実現するためには色々作成サービスがあるので、無料からでも良いので触ってみること。その上で、プロが作ると違うな〜と感じるはず(汗)。

一部だけプロにお願いしてみるのも、もちろん良いのですが、自分が触ったことがなければ、何をお願いしていいかもわからないはず。まずは無料作成サービスを使ってホームページを作ってみよう!

今回の紹介したサービスの一覧

この記事を書いた人

remontage

レモンタージュ代表。デザイナーとまちづくり事業のコンサルティングを主に行っています。北九州を起点に、全国のまちづくりの活性化支援を行っています。まちのワクワクをつくる事業家です。国内旅行業取扱管理者でありウェブ&グラフィックのデザイナーをやっている無類の自転車好きです。